前章 まで、Lily Playgroundでの図形や画像の描き方を紹介しました。この章は、ここまで学んだ図形を並べて、模様を作っていきたいと思います。きれいな模様を描いていきましょう。


  1. x,yの2重のfor文をつくり、その中で円が規則的に並ぶようにコードを書きます。

  2. 円の色を交互に変えるように、条件分岐で色を変化させましょう。変数var cをつくります。cには色(LLColor.clear)を入れます。

  3. チェッカーの条件にならって、cの値を変えてみましょう。条件ごとにオレンジ色( 1.0, 0.5, 0.0, 1.0 )と、明るい緑色( 0.2, 0.8, 0.2, 1.0 ) をcに入れます。

  4. c を円の .color に使います。すると 「c の色が変わる = 円の色が変わる」ことになります。手順3の条件で cの色は互い違いになったので、円の色も互い違いにできます。

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func design( screen:PGScreen ) {
   for y in 0 ..< 9 {
       for x in 0 ..< 9 {
           var c = LLColor.clear

           if (x + y) % 2 == 0 {
               c = LLColor( 1.0, 0.5, 0.0, 1.0 )
           }
           else {
               c = LLColor( 0.2, 0.8, 0.2, 1.0 )
           } 

           PGCircle()
           .scale( square:100 )
           .position( cx: -200 + x * 50,
                      cy: -200 + y * 50 ) 
           .color( c )
           .alpha( 0.33 )
       }
   }
}
  1. 「コードを実行」を押します。

目標

  • 重ねた円による模様が表現できたら成功です。

終わったら次のページへ進みます。


  • Note: LLColor色値です。順に red, green, blue, alpha の4つの値を指定してください。

  • Note: var c変数で、c変数名と呼びます。決めた形式の値を格納できます。今回は始めにLLColor.clearを入れたため、LLColor格納用の変数cとなります。

実行例

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