macOSのXcodeを使ったApp開発にLilySwiftを導入します。

ここでは従来の**Xcodeプロジェクト形式(xcodeproj)**でLilySwiftを使う手順をご紹介します. Playgroundsでは使えませんが,swiftpmでは制限されていることが幅広くできるようになります.

環境

  • macOS Sonoma 14.2.1
  • Xcode 15.0

Appの作成

XcodeでAppを新規作成します. [Create New Project]を選択します.

setup_xcode_xcodeproj_1.png

Appの種類の選択

  • プラットフォームで[iOS]を選択します.

    • macOSでも利用可能です.

  • Appの種類で[App]を選びます. iOS App向けのxcodeprojが作成できます.

  • [Next]を押します.

setup_xcode_xcodeproj_2.png

Appの名前を決める

  • 製品名をつけます.

  • 開発アカウントや組織が決まっていればここで設定してください(なければNoneでも作れます).

  • [Interface]はSwiftUIを選びます.

  • [Language]はSwiftを選びます.

  • [Storage]は任意です(案内ではNoneにしています).

  • [Next]を押します.

    • 保存先を選択します.
    • 作成後, 保存先にフォルダが作られていることを確認してください.

setup_xcode_xcodeproj_3.png

パッケージの追加

  • 立ち上がったAppプロジェクトにパッケージを追加します.
  • 左メニューのプロジェクトルート(プロジェクトの1番上の根本)を選びます. プロジェクト設定が表示されます.
    • [Package Dependencies]を選びます.
    • 左下の[+]ボタンを押します.

setup_xcode_xcodeproj_4.png

LilySwiftの追加

setup_xcode_xcodeproj_5.png

  • リストにlilyswiftが表示されるので,これを選びます.
    • バージョンなどは利用したいものであることを確認してください.
  • 確認したら[Add Package]を押します.

setup_xcode_xcodeproj_6.png

  • 元の画面に戻るとリストにLilySwiftが追加されています.
    • ファイルリストにもLilySwiftが追加されていることを確認してください.

setup_xcode_xcodeproj_7.png

LilySwiftの利用開始

  • Lilyを使いたいswiftファイルに以下のimportを記入します.
import LilySwift

setup_xcode_xcodeproj_8.png

Lilyの機能を使っていないため, 画面に変化はありませんが、これでLilyの機能を使う準備が整いました.

Lilyの機能が使えるかを試すにはこちらを参考にしてください.